マルマエが上期の利益予想を増額し営業利益は従来予想の2倍に

■「新規受注案件の限界利益率が当初想定よりも良好なため」

マルマエ<6264>(東1)は12月20日の取引終了後、今期・2020年8月期の業績予想の修正を発表し、第2四半期累計期間(19年9月~20年2月、上期)の営業利益は従来予想の2.1倍の2.80億円の見通しとした。20日の株価終値は1043円(44円高)だった。

 半導体・液晶製造装置の精密部品加工などを行い、売上高については、一部消耗品種について、客先によるリサイクルが進み受注が減少するため、従来予想を2.4%減額修正して20.0億円の見込みとした。しかし、利益面では、新規に受注している案件の限界利益率が当初想定よりも良好であるため、利益率が改善する見込みとなった。経常利益は同じく2.2倍の2.70億円の見込みに修正し、上期の純利益は同2.2倍の1.02億円の見込みとした。

 20年8月通期の予想は、売上高のみ修正し、従来予想を10.6%引き下げて43.8億円の見込みとし、営業利益以下の各利益は据え置いた。通期の営業利益の見通しは6.5億円(前期比31.3%増)、純利益の見通しは4.4億円(同0.9%増)、予想1株利益は33円71銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る