ピアズは底値圏、20年9月期減益予想の織り込み完了

株式市場 銘柄

 ピアズ<7066>(東マ)は、携帯販売代理店向けを中心にコンサルティングや販売支援を展開している。20年9月期は先行投資負担で減益予想としている。株価は安値を更新する展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から3分の1水準でほぼ底値圏だろう。20年9月期減益予想の織り込み完了して反発を期待したい。

■携帯販売代理店向けコンサルティングや販売支援

 19年6月東証マザーズに新規上場した。電気通信事業、携帯販売代理店(キャリアショップや家電量販店など)および移動体通信端末メーカー向けを中心に、店舗運営に係るコンサルティングや販売支援を展開している。新規事業としてeスポーツイベント企画運営受託事業、成長ベンチャー企業向けコンサルティングサービスも展開する。

 なお収益面の季節特性として、年末商戦や新入学・卒業シーズンの繁忙期にあたる上期(10月~3月)に偏重する傾向がある。

■20年9月期減益予想

 20年9月期連結業績予想は、売上高が19年9月期比20.0%増の33億25百万円、営業利益が10.7%減の4億53百万円、経常利益が12.8%減の4億25百万円、純利益が13.1%減の2億76百万円としている。受注拡大で増収だが、先行投資負担で減益予想としている。

■株価は底値圏

 株価は安値を更新する展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から3分の1水準でほぼ底値圏だろう。20年9月期減益予想の織り込み完了して反発を期待したい。12月20日の終値は2020円、時価総額は約44億円である。

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