浜木綿は底値圏、20年7月期営業利益横ばい予想で1Q順調
- 2019/12/24 05:25
- 株式投資ニュース
浜木綿<7682>(JQ)は、中国料理専門店を東海地方中心に展開している。20年7月期は人件費の増加などで営業利益横ばい予想である。第1四半期の進捗率は概ね順調だった。収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く、安値圏でモミ合う形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。
■中国料理専門店を東海地方中心に展開
19年10月JASDAQおよび名証2部に新規上場した。中国料理専門店を東海地方中心に展開している。食材はセントラルキッチン植田工場から供給している。
19年7月期末の店舗数は合計41店舗(家族の集いに重きを置いた「浜木綿」が30店舗、全室個室タイプの「四季亭」が3店舗、少人数顧客向けの「桃李蹊」が8店舗)である。
■20年7月期営業利益横ばい予想で1Q順調
20年7月期非連結業績予想は、売上高が19年7月期比5.1%増の54億94百万円、営業利益が0.6%増の3億05百万円、経常利益が1.6%減の3億02百万円、純利益が4.1%増の1億91百万円としている。3店舗の新規出店も寄与して増収だが、人件費増加や新規出店費用などで営業利益横ばい予想である。
第1四半期は売上高が13億26百万円、営業利益が69百万円だった。新規出店はなく、通期予想に対する進捗率は売上高24.1%、営業利益22.6%と概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。
なお月次売上(前年比)によると、19年8月~11月累計は全店104.7%、既存店99.8%となっている。
■株価は底値圏
株価は反発力が鈍く、安値圏でモミ合う形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。12月23日の終値は2357円、時価総額は約25億円である。