サムコが再び急伸、第1四半期の大幅増益など注目され9年ぶりの高値

■SiC(炭化ケイ素)製半導体の製造装置など好調

サムコ<6387>(東1)は12月25日、再び上値を追って始まり、取引開始後に20%高の1648円(280円高)まで上げて2010年以来の高値に進んだ。半導体製造工程に不可欠な数々の装置を開発製造し、12月10日に発表した第1四半期決算(2019年8~10月、非連結)では営業利益が前年同期の5.3倍になるなど大幅に回復。再び注目し直される展開になっている。

 シリコン製の半導体にはない特色を持つSiC(炭化ケイ素)製パワーデバイス向けのエッチング装置などが好調で、今期・20年7月期の業績予想は純利益を4.9億円(前期の2.3倍)とし、過去最高だった08年7月期の4.94億円に迫る水準を見込む。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る