フェローテックHDが出直り強める、来年の「変貌」妙味に期待する様子が
- 2019/12/26 11:13
- 材料でみる株価
■一部事業の終息と戦略4事業の強化を推進、将来を展望する相場に移行
フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(JQS)は12月26日、10時20分にかけて5%高の980円(48円高)まで上げ、再び出直りを強めている。一部事業の終息と戦略4事業の強化などを進めており、来年の「変貌」妙味の大きい銘柄として業績回復などを展望する買いが流入との見方が出ている。
太陽電池関連事業からは撤退中で、11月7日に20年3月期連結業績予想の減額修正を発表した。しかし、株価は同月下旬の847円を下値に回復傾向に転換した。このため、相場そのものを重視する投資家からは「マイナス材料が織り込まれて将来を展望する段階に移った」と受け止めて注目し直す様子がある。
戦略4事業(半導体マテリアル、ウェーハ、パワー半導体、部品洗浄)へのシフトを進めており、11月には中国・杭州市に半導体ウェーハの新工場が竣工した。(HC)