【株式市場】好業績株など強くTOPIXが7日ぶりに反発し日経平均も高い

株式

◆日経平均は2万3924円92銭(142円05銭高)、TOPIXは1731.20ポイント(9.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億2186万株

チャート15

 12月26日(木)後場の東京株式市場は、好業績だった象印マホービン<7965>(東1)が本日の高値圏で推移するなど、個別に活況高の銘柄が目立ったほか、12月期末の配当権利確定日とあって、該当銘柄を買う動きもあり、日経平均は110円高で始まった後も上げ幅100円台を保った。14時過ぎ、黒田日銀総裁が財政政策の活用に言及したと伝わると上げ幅を広げ、大引けはTOPIXが7日ぶりに反発、日経平均は2日ぶりに反発した。

 後場は、信越化学工業<4063>(東1)が一段ジリ高となり、インスペック<6656>(東2)はシンジケートローン延長などが言われて一段高のストップ高。ALBERT<3906>(東マ)はNTTグループのAIパートナーへの参画が言われて急伸。大谷工業<5939>(JQS)は屋根材が台風災害の復興関連とされて出直りを拡大。

 26日に新規上場のスポーツフィールド<7080>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、公開価格2730円の2.3倍の6280円の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は8億2186万株(前引けは3億7468万株)、売買代金は1兆3571億円(同5849億円)。1部上場2161銘柄のうち、値上がり銘柄数は1657(同1299)銘柄、値下がり銘柄数は412(同730)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、値上がり率上位は、海運、ガラス・土石、空運、金属製品、精密機器、などとなった。(HC)

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