扶桑化学が高値を更新、「5G」関連の出遅れ株として注目の様子

■このところは世界半導体市場の回復予想に乗り高値をうかがう

 扶桑化学工業<4368>(東1)は12月30日、再び上値を指向し、10時にかけて4%高の3225円(135円高)まで上げて年初来の高値に進んだ。シリコンウェハーの仕上げ工程に用いられる研磨剤を開発製造し、12月上旬、WSTS(世界半導体市場統計)による2020年の世界半導体市場予想が増加に転じると伝えられたことや、20年新春相場の物色テーマとされる「5G」関連の出遅れ株として注目が強まったとの見方が出ている。

 同社が開発した「超高純度コロイダルシリカ」は、シリコンウェハーのファイナルポリッシングスラリーの主原料としてトップシェアを持っている。また、関連技術は、ナノレベルの精度が要求されるCMP(化学的機械的平坦化)分野でメモリやCPUなどの中枢部品の多層化・高集積化に活かされている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る