HPCシステムズは高値更新の展開、20年6月期大幅増益予想
- 2020/1/6 08:34
- 株式投資ニュース
HPCシステムズ<6597>(東マ)は、科学技術計算用コンピュータ事業と産業用コンピュータ事業を展開している。20年6月期大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸して高値更新の展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。
■HPC事業とCTO事業を展開
19年9月東証マザーズに新規上場した。科学技術計算用高性能コンピュータに関連するシステムインテグレーション事業(HPC事業)と、顧客企業の注文仕様に応じて産業用コンピュータを開発・製造する事業(CTO事業)を展開している。
■20年6月期大幅増益予想
20年6月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年6月期比7.2%増の57億85百万円、営業利益が27.0%増の4億69百万円、経常利益が24.7%増の4億57百万円、純利益が41.1%増の3億09百万円としている。売上高、利益とも過去最高を目指す。
第1四半期は売上高が12億36百万円、営業利益が1億56百万円だった。前年同期比減収だが、主力のHPC事業における採算性の高い案件に注力して大幅増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高21.4%、営業利益33.3%と順調である。通期ベースでも収益拡大を期待したい。
■株価は高値更新の展開
株価は急伸して高値更新の展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。12月30日の終値は2575円、時価総額は約105億円である。