マーチャント・バンカーズが連結業績見通しを増額修正

■賃貸用マンション売却と足元の事業動向により営業利益は前期比87%増に

マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は1月6日の取引終了後、今3月通期の連結業績見通しの増額修正を発表し、親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を25.0%引き上げて1.0億円の見込み(前期実績は2.82億円)とした。第4四半期(2019年1~3月)に、札幌市中央区所在の賃貸用マンションの売却にともなう売上高、および売却益の計上を見込むほか、今期業績の進捗並びに見通しを織り込んだ。6日の株価終値は299円(1円安)だった。

 連結売上高は従来予想を14.3%引き上げて24.0億円の見込み(前期比では24.0%の増加)とし、営業利益は同じく12.0%引き上げて2.8億円の見込み(同87.2%の増加)とした。

 また、ブロックチェーン技術を活用したSTO事業(不動産などの資産を小口にトークン化した投資対象の組成やその流通)に関して受領している米ドル連動型のステーブルコイン200万枚(19年8月7日発表)の会計処理については、まだ確認中であり、このステーブルコイン200万枚の今3月期の業績に与える影響についても精査中のため、このたびの業績予想には織り込んでいないとした。(HC)

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