【新規上場(IPO)銘柄】インティメート・マージャーは今期営業利益53.2%増を見込む、25日移動平均線を突破しリバウンド相場へ

株式市場 IPO 鐘

 インティメート・マージャー<7072>(東マ)は、2019年10月24日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、国内最大級である約4.7億のオーディエンスデータと高度な分析技術を活かした「IM-DMP」の提供・構築、データ活用コンサルテイングなどのデジタルトランスフォーメーションを推進している。国内パブリックDMP市場、4年連続売上シェアナンバーワン。豊富なデータ取集ネットワークにより日本のインターネット人口の約9割のデータ量を実現している。


 同社のデータマネジメントプラットフォーム(DMP)事業では、オーディエンスデータの収集力及び分析力の強化に加えて、他社ツールとの連携数の増加により、プロダクトの強化を図っている。「IM-DMP」を用いたオンラインマーケティングソリューションの拡販に注力、よりスピーディーにデータを活用したマーケティング施策を広めるため、広告代理店と連携した拡販を強化している。

 前2019年9月期業績実績は、売上高21億8800万円(前の期比32.9%増)、営業利益1億4600万円(同78.6%増)、経常利益1億4200万円(同69.7%増)、純利益9600万円(同2.3倍)に着地。

 今20年9月期業績予想は、売上高27億9000万円(前期比27.5%増)、営業利益2億2300万円(同53.2%増)、経常利益2億2300万円(同56.5%増)、純利益1億5200万円(同57.8%増)を見込む。年間配当は無配を予定している。

 株価は、昨年10月25日につけた上場来高値4060円から同11月14日に上場来安値2585円と売られた後、同11月26日高値3225円と上昇。同12月24日安値2630円と下げて下値確認から買い直されている。汎用性の高い「IM-DMP」を活かし、65兆円市場といわれるFin Techなどの巨大市場への進出による成長が期待される。25日移動平均線を突破しており、リバウンド相場入りが期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る