前日急伸の西部ガスは反落も底堅い、今期も2ケタ増益
- 2015/5/1 10:40
- 株式投資ニュース
西部ガス<9536>(東1・売買単位1000株)の株価は前日、全般相場安の中、20円高の185円と急伸年初来高値を更新した。今朝は274円と軟調だが、底堅い展開といえる。2015年3月期が、都市ガス販売量の順調な伸びに加えて、原材料費の減少があり51.9%営業増益、38.9%経常増益と大幅増益だったことを好感した。
この流れは2016年3月期も続く。ただ、売上高はガス料金単価の下方調整があることから、前期比3.5%減収となるものの、営業利益は同20.8%増益の107億円、経常利益は35.3%増益の105億円、当期純利益は同64.0%増益の62億円を確保する見込み。経常利益はこれまでの過去最高益2010年3月期実績の84億4000万円を抜くことになる。
同社のPERは17倍と同業大手の東京ガスの13倍、大阪ガスの14倍、北海道ガス13倍に比べると、割安感に乏しい。これまで、ほとんど動きがなかったことから需給関係はよく引き続き好人気となりそうだ。