トレジャー・ファクトリーの第3四半期は増収2ケタ増益

■通期では利益面での上振れ余地あり

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)が属する、中古品小売業界市場は引き続き拡大基調にある。そのような経営環境の中、同社グループは、リユース事業の成長、M&Aによる成長、海外市場での成長、新規事業への投資という4つの成長の柱を掲げ、グループ全体の事業成長に取り組んだ。その結果、20年2月期第3四半期連結業績は、売上高140億61百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益7億15百万円(同11.1%増)、経常利益7億71百万円(同14.7%増)、純利益5億27百万円(同19.2%増)となった。

 セグメント別の業績は、リユース事業は、売上高136億43百万円(同5.7%増)、セグメント利益14億88百万円(同11.0%増)となった。

 その他の事業は、売上高4億25百万円(同284.8%増)、セグメント利益56百万円(同99.8%増)であった。

 配当に関しては、事業が順調に進んでいることから、年間18円(前期16円)と2円の増配を予定している。

 通期業績予想については、当初予想を据え置くとしている。

 ちなみに、20年2月期連結業績予想は、売上高197億41百万円(前期比11.3%増)、営業理経9億09百万円(同0.4%増)、経常利益9億48百万円(同0.2%減)、純利益6億26百万円(同10.8%増)を見込む。

 進捗率は、売上高71.2%(前年同期73.4%)、営業利益78.7%(同71.2%)、経常利益81.3%(同70.8%)、純利益84.2%(同78.3%)となっていることから利益面での上振れ余地がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る