テクマトリックスは北京ヘルスバンク・テクノロジー有限公司と合弁会社を設立する合弁契約を締結

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■中国での遠隔医療事業に参入

 テクマトリックス<3762>(東1)は本日(5月1日)、北京ヘルスバンク・テクノロジー有限公司と合弁会社を設立する合弁契約を締結したことを発表した。

 中国では、都市部と地方との医療格差が顕在化していることから、中国政府は医療のクオリティを高めるため、遠隔医療を後押しする政策を出し、遠隔医療のビジネスが大きく飛躍しようとしている。

 北京ヘルスバンク・テクノロジー有限公司は、医療サービス事業に特化したベンチャー企業で、富裕層向け医療ツーリズムの事業を既に立ち上げており、中国国内の有数医療機関とも提携関係にある。

 そこで、テクマトリックスは、遠隔による放射線、病理等の画像診断を支援するITサービスを展開している合同会社医知悟をグループ内に持っていることから、今回、北京ヘルスバンク・テクノロジー有限公司と合弁会社を設立し、両社の顧客、ネットワーク、技術、ノウハウを最大限に活用しながら中国での遠隔医療事業に参入する。

 合弁会社の登記完了後、合弁会社とテクマトリックスはソフトウェアライセンスを締結し、テクマトリックスならびに医知悟が開発した遠隔医療ソフトウェアのライセンスを供与する。合弁会社では、ソフトウェアを基盤に早期に事業を立ち上げると共に、中国の顧客や業務の要求に基づいたローカリゼーション、追加機能の開発を行う。
 また、北京ヘルスバンク・テクノロジー有限公司が保有する中国国内の病院、医師、顧客などの資産を活用すると共に、合弁会社が計画する医療ツーリズムに関わる遠隔医療事業では、医知悟のユーザーである日本国内の医師のネットワークを活用する。

 合弁会社である北京ヘルステック医療情報技術有限公司は、平成28年12月期における黒字化を目指す。設立は今年8月を予定している。

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