フリーはスモールビジネス向けクラウドERPサービス
- 2020/1/24 06:01
- 株式投資ニュース
フリー<4478>(東マ)はスモールビジネス向けクラウドERPサービスを展開している。20年6月期は先行投資で赤字予想としている。株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月が経過したばかりであり、落ち着きどころを探る段階だろう。
■スモールビジネス向けクラウドERPサービスを展開
19年12月東証マザーズに新規上場した。統合型クラウド会計ソフト「会計負R-」や統合型クラウド人事労務ソフト「人事労務フリー」など、スモールビジネス向けクラウドERPサービスを展開している。サブスクリプション売上比率が約9割である。
■20年6月期赤字予想
20年6月期連結業績予想は、売上高が19年6月期比53.7%増の69億41百万円、営業利益が28億76百万円の赤字、経常利益が31億27百万円の赤字、純利益が31億35百万円の赤字としている。導入企業数増加で大幅増収だが、積極的な人員採用や広告投資などの先行投資、および上場関連費用の計上で赤字予想としている。21年6月期の収益改善を期待したい。
■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階
株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月が経過したばかりであり、落ち着きどころを探る段階だろう。1月23日の終値は3110円、時価総額は約1494億円である。