【株式市場】電子部品株や不動産株など強く日経平均は反発、TOPIXは小幅安

株式

◆日経平均は2万3827円18銭(31円74銭高)、TOPIXは1730.44ポイント(0.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億6545万株

チャート14

 1月24日(金)後場の東京株式市場は、三菱地所<8802>(東1)がジリ高基調を強めて一段高となり、10時に発表した中期計画への注目が強まり、ほかの大手不動産株も一段高。また、半導体・電子部品株の一角もTDK<6762>(東1)などが前場に続いて強かった。日経平均は21円安で始まったが、徐々に持ち直して14時には前場の高値(73円94銭高の2万3869円38銭)に迫り、大引けも堅調で前日比で反発した。TOPIXは大引けにかけて小安くなり2日続落した。

 後場は、リンテック<7966>(東1)が一段ジリ高となり、金属調でいながら透明感ある特殊蒸着ラベル素材を開発と伝えられて活況高。日本食品化工<2892>(東2)は糊(のり)の成分ががん治療に役立つと伝えられたことなどが材料視されて一段高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)はライセンス導出先が第2相臨床試験を開始と伝えられて13時前から急動意となり次第高。中京医薬品<4558>(JQS)は中国の新型肺炎を思惑材料に3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億6545万株(前引けは4億8323万株)、売買代金は1兆8104億円(同8962億円)。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は524(同550)銘柄、値下がり銘柄数は1536(同1478)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、空運、陸運、サービス、医薬品、石油・石炭、金属製品、機械、電気機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る