両毛システムズは上値試す、20年3月期増収増益予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 両毛システムズ<9691>(JQ)は、自動車部品製造システムを中心とするソフトウェア・システム開発、情報処理サービスを展開している。20年3月期増収増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価はMaaS関連として動意づき、99年以来の高値圏まで急伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■システム開発・情報処理サービスを展開

 ミツバ<7280>の連結子会社で、自動車部品製造システムを中心とするソフトウェア・システム開発、情報処理サービスを展開している。事業セグメントは公共事業、社会・産業事業としている。主要顧客はミツバ、本田技術研究所などである。

■20年3月期増収増益予想で上振れ余地

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比3.1%増の160億円、営業利益が5.8%増の7億50百万円、経常利益が1.6%増の7億40百万円、純利益が12.1%増の4億76百万円としている。

 第2四半期累計は前年同期比27.4%増収、6.1倍営業増益だった。消費税軽減税率導入のシステム改修、増税前駆け込み需要、不採算案件の収束などで計画超の大幅増収増益だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高が50.1%、営業利益が88.8%と高水準だった。下期は駆け込み需要の反動減を想定しているが、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価はMaaS関連として動意づき、99年以来の高値圏まで急伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。1月24日の終値は3490円、時価総額は約122億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る