【特集】意外な業績好調銘柄とコロナウイルス関連に上乗せの花粉症関連銘柄をマーク
- 2020/1/27 11:20
- 特集
異彩の増益・黒転決算の証券3社
意外な業績好調銘柄といえば、今3月期3Q決算の速報値を発表した証券株の極東証券<8706>(東1)、藍澤証券<8708>(東1)、丸三証券<8613>(東1)の3社である。速報値を発表した同業他社が、軒並み減益、赤字となるなか増益・黒字転換着地と異彩を放った。また商品先物会社は、中東の地政学リスクで金先物価格が急上昇したことを受けてストップ高銘柄が続出し、新型肺炎感染拡大で下落した金価格が、再び下値から安全資産買いから動意付いているようで、想定外の動きとなれば再出番も期待される。フジトミ<8740>(JQS)、小林洋行<8742>(東1)、第一商品<8746>(JQS)、豊商事<8747>(JQS)、岡藤ホールディングス<8705>(JQS)などをマークする余地がある。
■新型肺炎需要に上乗せの花粉症関連株をマーク
花粉症関連株は、今年は暖冬の影響で花粉の飛散開始が早まると観測されており、足元の新型肺炎(コロナウイルス)関連需要にそのまま上乗せになって花粉の飛散が終了する5月のゴールデンウイーク前後まで継続することになる。ユニ・チャーム<8113>(東1)を筆頭にマスク株のダイワボウホールディングス<3107>(東1)、シキボウ<3109>(東1)やエアーシャワーの日本エアテック<6291>(東1)などの追い風となる。花粉舌下錠の好調推移で目下集計中の前2019年12月期業績を2回も上方修正した鳥居薬品<4551>(東1)も外せない。
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