JMDCはヘルスビッグデータ事業と遠隔医療事業が主力
- 2020/1/28 05:39
- 株式投資ニュース
JMDC<4483>(東マ)は、医療データベースを構築・提供するヘルスビッグデータ事業、および遠隔医療事業を主力としている。20年3月期大幅増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は高値圏だ。IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だが、上値を試す可能性がありそうだ。
■ヘルスビッグデータ事業と遠隔医療事業が主力
19年12月東証マザーズに新規上場した。旧:日本医療データセンターで、医療データベースを構築・提供している。日本最大規模のレセプトデータを持つ医療ビッグデータ分析・解析のパイオニアである。
事業区分は、健保組合等を通じて得たデータを製薬会社等のデータ利用者に提供するヘルスビッグデータ事業、および遠隔画像診断「Tele-RADサービス」を医療施設に提供する遠隔医療事業を主力として、調剤薬局向け業務システム開発・販売の調剤薬局支援事業も展開している。
■20年3月期大幅増収増益予想
20年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が19年3月期比11.4%増の112億06百万円、営業利益が32.5%増の19億48百万円、親会社所有者帰属当期利益が24.7%増の12億59百万円としている。各事業とも伸長して大幅増収増益予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は高値圏
株価は高値圏だ。IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だが、上値を試す可能性がありそうだ。1月27日の終値は5520円、時価総額は約1434億円である。