日本エンタープライズはNTTドコモグループとの協業が注目され一気に年初来の高値

■大規模キッティングベンダー向けRPAツール「Kitting-One」をドコモCSと共同展開

日本エンタープライズ<4829>(東1)は1月29日、急伸して始まり、取引開始後に16%高の280円(38円高)まで上げて一気に年初来の高値に進んだ。28日付で、、同社が販売する大規模キッティングベンダー向けRPAツール「Kitting-One」についてNTTドコモ<9437>(東1)グループの(株)ドコモCSとライセンス契約を結んだと発表。需要拡大などへの期待が広がっている。

 発表によると、「Kitting-One」は、企業がスマートフォンやタブレット、PCなど端末の導入時に必要なアプリケーションのインストールや社内ネットワークへの設定など、ユーザーがすぐに利用できる状態に初期設定を行うキッティング作業を支援するツール。特定の端末装置に対してキッティングを自動的に行えるようにするシステムやプログラムなどにおいて、特許を取得している。

 一方、ドコモCSは、NTTドコモのサービス基盤であるコンシューマ営業、法人営業、通信ネットワーク設備の建設や保守、アフターサポートなど、利用者接点を一気通貫で担い、「お客さまの期待・感動を超える進化に挑む」ことをスローガンに「人と人をつなぐこと」を使命としている企業(同社ホームページより)。次世代移動通信システム「5G」の商用化に向け、日本エンタープライズのキッティングツールを含め、新たな5Gサービス・ソリューション事業での展開が注目される。(HC)

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