三谷産業の今期第3四半期は、減収ながら大幅増益

株式市場 銘柄

◇通期での上振れが予想される

 三谷産業<8285>(東1)の今期第3四半期は、減収ながら大幅増益となった。要因は、営業利益率が前期の1.59%から2.54%へと改善したことによる。

 同社は、首都圏・北陸地区およびベトナムを主要拠点として、6事業(化学品、空調設備工事、情報システム、樹脂・エレクトロニクス、エネルギー、住宅設備機器)を展開する総合商社である。

 今期20年3月期第3四半期は、営業利益率の改善で、売上高553億54百万円(前年同期比8.5%減)となったものの、営業利益14億08百万円(同46.3%増)、経常利益20億11百万円(同37.1%増)、純利益12億40百万円(同62.9%増)と大幅増益となった。

 第3四半期が大幅増益となったものの、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 今期通期連結業績予想は、売上高770億円(前期比10.2%減)、営業利益26億円(同11.3%増)、経常利益31億円(同5.1%増)、純利益20億20百万円(同0.7%増)を見込んでいる。

 進捗率は、売上高71.9%(前年同期70.6%)、営業利益54.2%(同41.2%)、経常利益65.1%(同49.8%)、純利益61.4%(同37.9%)となっていることから上振れが予想される。

 配当に関しては、年間配当9円(第2四半期末4円50銭、期末4円50銭)と50銭の増配を予定している。

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