【株式市場】新型肺炎の関連株は一斉高だが日経平均は365円安まで下げて安値引け
- 2020/1/30 12:12
- 今日のマーケット
◆日経平均は2万3013円60銭(365円80銭安)、TOPIXは1674.92ポイント(25.08ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億8361万株
1月30日(木)前場の東京株式市場は、新型コロナウイルスによる肺炎に「3次感染」の恐れが出てきたと伝えられ、川本産業<3604>(東2)が買い気配のまま9日連続ストップ高など、関連株が一斉高。ここ一服していた銘柄も再び動意を強め、日本エアーテック<6291>(東1)やアゼアス<3161>(東2)などが高値を更新した。一方、日経平均は94円安で始まり、時間とともに下げ幅を広げ、365円80銭安(2万3013円60銭)まで下げて安値引けとなった。
マスク関連の新内外綿<3125>(東2)は買い気配のまま4日連続ストップ高。消毒薬関連とされてニイタカ<4465>(東1)、キングジム<7962>(東1)なども活況高。また、新型肺炎には特効薬がないとされ、免疫調整因子を手掛けるブライトパス・バイオ<4594>(東マ)、免疫生物研究所<4570>(JQG)なども思惑買いで高い。
東証1部の出来高概算は5億8361万株、売買代金は1兆4632億円。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は197銘柄、値下がり銘柄数は1904銘柄。また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)