中外製薬は2000年以来の高値、前12月期の営業利益69%増など注目される

■今期も拡大の予想で各利益とも連続最高を更新する予想

中外製薬<4519>(東1)は1月31日、再び上値を追い、9時40分過ぎには7%高の1万1160円(695円高)まで上げ、株式分割など調整後の2000年以来の高値に進んだ。30日の取引終了後、12月決算と今期の予想、未定だった前12月期末の配当額などを発表し、好感されている。

 前12月期の連結業績(IFRS基準)は、売上高に当たる売上収益、各利益とも連続最高を更新し、営業利益は2105.97億円(前期比69.4%の増加)、当社株主に帰属する当期利益は1575.60億円(同70.4%の増加)となった。

 今期・20年12月期の予想は、同社が定める経常的な業績を示す指標(Coreベース)に基づき、売上収益が7400億円(19年12月期比7.8%増)、Core営業利益が2750億円(同22.3%増)、Core当期利益が2010億円(同19.9%増)。20年7月1日を効力発生日として、普通株式を1株につき3株の割合で株式分割を行う。この分割を考慮した登記予想1株利益は41.00円。(HC)

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