【特集】第2、第3のテレワーク関連株に注目、仮想デスクトップ・テレビ会議関連など
- 2020/2/3 10:57
- 特集
新型肺炎は、2002年のSARSでは、最初の感染発生が2002年11月、中国政府が、WHOに報告したのが2003年2月と遅れ、WHOが、SARS封じ込め成功を発表したのが2003年7月で、発生から収束まで8カ月から5カ月の時間を要した。この最悪ケースを当てはめ、今回の新型肺炎が、パンデミックとして長引けば東京オリンピックの開催期間まで及ぶことになる。
ネットで流れたといわれる開催中止は、フェイクニュースに違いないが、WHOとIOC(国際オリンピック委員会)が意見交換をしたと伝えられたのは当然だろう。各国代表選手団・スタッフの出場辞退、観戦チケットの購入者の権利放棄により無観客試合などを回避するためにも、万全の防疫体制の構築が望まれることになる。東京オリンピック関連のテレワークに新型肺炎対応のテレワークが上乗せとなれば、関連株のビジネスチャンスは大きく膨らむ。第2、第3のテレワーク関連株にアプローチして、2月相場の「マン・オブ・ザ・マッチ」を掘り当てたい。
■アセンテックの再動意を含めテレビ会議関連株からアプローチして深掘り
「マン・オブ・ザ・マッチ」の第1番の候補株は、アセンテックと並んで仮想デスクトップ・テレビ会議システム関連株が浮上する。NECネッツエスアイ<1973>(東1)、テリロジー<3356>(JQS)、ブイキューブ<3681>(東1)、インターネットイニシアティブ<3774>(東1)、テラスカイ<3915>(東1)、SBテクノロジー<4726>(東1)などと続く。
また認証システムのソリトンシステムズ<3040>(東1)、スマホ端末管理サービスのオプティム<3694>(東1)、クラウド関連のクラウドワークス<3900>(東マ)、エイトレッド<3969>(東1)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連のTDCソフト<4687>(東1)、ベイカレント・コンサルティング<6532>(東1)、RPAホールディングス<6572>(東1)、タイムカードのアマノ<6436>(東1)、グループウェアのサイボウズ<4776>(東1)、ホームセキュリティのホーチキ<6745>(東1)なども外せず、深掘りしたい。
■周辺銘柄のサテライスオフィス関連株など幅広く小型株妙味
周辺銘柄ではサテライスオフィス・レンタルオフィス関連のギグワークス<2375>(東2)、ティーケーピー<TKP、3479>(東マ)、ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)、オフィス空間デザインのコスモスイニシア<8844>(JQS)、乃村工藝社<9716>(東1)、丹青社<9743>(東1)、オフィス家具のコマニー<7945>(東1)、小松ウオール工業<7949>(東1)、イトーキ<7972>(東1)、コクヨ<7984>(東1)、オカムラ<7994>(東1)、内田洋行<8057>(東1)、ネットワーク構築のコムシスホールディングス<1721>(東1)、都築電気<8157>(東2)なども幅広く関連株人気を高めよう。
いずれも小型株で割安放置となっている銘柄の少なくなく、値幅効果を発揮しよう。