SYSホールディングスは業績予想の大幅増額が好感されて大きく出直る

■高収益プロジェクトなどにより営業利益は従来予想の6割増しに

SYSホールディングス<3988>(JQS)は2月3日の後場、8%高の1605円(123円高)で始まり、大きく出直っている。1月31日の取引終了後、第2四半期の連結業績予想(2019年8月~20年1月、累計)の増額修正を発表し、営業利益は従来予想を60%引き上げて1.83億円の見込み(前年同期の2.2倍)などとし、注目されている。

 自動車業界や機械業界など向けのシステム開発やソリューション・サービスの提供を行い、売上高については、ほぼ当初計画どおりになる見込みであることから予想を据え置いたが、利益面では、一部の高収益プロジェクトや技術者の待機工数が当初計画を下回ったこと等により利益率が改善したことに加えて、広告宣伝費等の経費の使用が当初計画よりも下回ったことなどで販売費及び一般管理費が当初計画を下回る見込みになり、親会社株主に帰属する第2四半期純利益は従来予想を66%引き上げて1.23億円の見込み(同2.2倍)とした。

 第2四半期決算の発表は例年3月10日前後に実施している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る