【株式市場】武漢の日系工場休止など伝えられ日経平均は朝方の69円高を上値に一進一退

株式

◆日経平均は2万3855円37銭(18円22銭安)、TOPIXは1733.32ポイント(3.66ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2746万株

チャート5

 2月7日(金)前場の東京株式市場は、NY株式の主な指数がそろって過去最高値に進んだことなどを受け、日経平均は取引開始後に69円86銭高(2万3943円45銭)まで上げた。海外比率7割の武田薬品<4502>(東1)や、6日に四半期決算を発表した資生堂<4911>(東1)などが高い。半面、武漢の拠点の休止を延長と伝えられたホンダ<7267>(東1)は軟調に推移。その後、日経平均は伸び悩み、前引けは18円22銭安(2万3855円97銭)となった。

アイロムグループ<2372>(東1)が新型コロナウイルス肺炎ワクチンの開発に進出するとの発表と肥満症の再生医療に関する報道が好感されて急伸。いい生活<3796>(東2)は第3四半期の黒字転換などが好感されて活況高。ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)は四半期決算発表後2日続けて大幅高。同じく日本ユピカ<7891>(JQS)は3日連続ストップ高。

 7日新規上場のコーユーレンティア<7081>(JQS)は10時3分に公開価格1890円を33%上回る2510円で初値がつき、前引けは2454円。同じくジモティー<7082>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1000円の2.3倍の2301円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億2746万株、売買代金は1兆1944億円。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は702銘柄、値下がり銘柄数は1359銘柄。

また、東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、情報・通信、医薬品、精密機器、鉱業、不動産、が高い。(HC)

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