立花エレテックは4月に八洲電子ソリューションズ(八洲電機グループ)の全株式を取得

■販売先の重なり少なくマーケット拡大、商材ラインナップも拡充されることに

 立花エレテック<8159>(東1)は、2020年4月1日付(予定)で八洲電機<3153>(東1)グループの八洲電子ソリューションズの全株式を譲受し、連結子会社化する。譲渡価額は5.30億円。

 八洲電子ソリューションズは、2016年4月に八洲電機から分社化し、半導体事業に加え、IoT関連需要を中心にソフト事業の拡大などのビジネスモデルを展開してきた。

■3月通期の業績見通しは営業利益2%増など従来予想を継続

 同社が立花エレテックグループの一員となることは、販売先の重なりが少ないことによるマーケットの拡大、商材ラインナップの拡充、相互技術補完によるソリューション提案力の強化が図れるなど、大きなシナジー効果が得られるものと判断した。

 立花エレテックが2月7日発表した2020年3月期・第3四半期の連結決算(2019年4~12月・累計)は、売上高が前年同期比7.6%減の1233.94億円となり、営業利益は同11.3%減の42.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同13.2%減の31.94億円だった。事業特性は下期・期末偏重型になる。

 今3月期・通期の連結業績見通しは従来予想を継続し、売上高が1830億円(前期比0.1%の増加)、営業利益が67.2億円(同1.9%の増加)、親会社株主に帰属する純利益は48.6億円(同0.9%減)、予想1株利益は192円57銭とした。(HC)

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