Jトラストの月次動向(1月)は最も注力する東南アジア金融事業が37%も増加

■日本金融事業では香川銀行に続き今年1月から川崎信用金庫とも提携

 Jトラスト<8508>(東2)は2月7日、2020年1月の月次動向(月次データ推移・速報値)を発表した。

 同社グループでは、国内で保証事業を行う(株)日本保証が2019年12月2日から、トモニホールディングス<8600>(東1)傘下の香川銀行が融資する「海外投資用不動産担保」にかかる保証業務を開始したのに続き、20年1月20日からは、川崎信用金庫(神奈川県)の「かわしんリバースモーゲージローン」にかかる保証業務を開始。注目されている。

■主要3事業とも傾向的に増勢続く

 主要3事業のうち、日本金融事業の債務保証残高は2094億円となり、前年同月比では4.2%増加した。2017年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続増加した。

 韓国金融事業の貯蓄銀行およびキャピタル合計残高は3兆8042億ウォンとなり、前月比では4ヵ月ぶりに0.5%の微減となったが、前年同月比では5.4%増加し、やはり17年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続の増加となった。

 最も注力している東南アジア金融事業では、主力のJトラストオリンピンドマルチファイナンスのジョイントファイナンス残高が1兆6891億ルピアとなり、オリンピンド社がグループ入りして本格的に事業を開始した2018年10月の翌月から毎月連続増加。前年同月比では36.9%増加した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る