ソフトバンクGは大幅減益だが米スプリント社を巡る展開など注目され底堅い

■第3四半期累計の営業利益は129億円の赤字だが「忘れていい数字」と伝えられる

ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)<9984>(東1)は2月13日、5711円(40円安)で始まったあと5837円(86円高)と切り返し、昨12日につけた高値5871円に迫る水準で推移している。

 12日の取引終了後に発表した第3四半期の連結業績(2019年4~12月・累計)は営業利益が129.64億円の赤字となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比69.0%減の4765.87億円だったが、引き続き、傘下の米携帯通信会社スプリントと同業のTモバイルとの合併を巡る訴訟で勝訴したことなどが好感されている。

 決算発表の席上、会長兼社長の孫氏は、「『保有株式の価値は増えている。SBGは事業会社ではなく投資会社なので、営業利益や売り上げは忘れていい数字だ』などと持論を述べた」(朝日新聞デジタル2020年2月12日20時57分)と伝えられた。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■従来比でCO2排出量を大幅削減可能な製造方法を実証  大阪大学、川崎重工業<7012>(東証プラ…
  2. ■NVIDIAの「HGX H200」を活用し、高度な計算力を提供  東北電力<9506>(東証プラ…
  3. ■関東・関西間で自動運転レベル2トラックの実証実験を2025年7月に実施  食品大手の江崎グリコ<…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■関税応酬が金融市場を直撃!パンデミック以来の暴落規模に  2025年4月4日、ニューヨーク株式市…
  2. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  3. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  4. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  5. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  6. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。