フライトホールディングスの今期3月期第3四半期は好調で、既に、通期の利益を大きく上回る

■好業績の要因は、「Incredist Trinity Mini」の大型納品があったことによる

 フライトホールディングス<3753>(東2)の今期3月期第3四半期は好調で、既に、通期の利益を大きく上回った。好業績の要因は、「Incredist Trinity Mini」の大型納品があったことによる。

 その結果、20年3月期第3四半期連結業績は、売上高37億91百万円(前年同期比319.1%増)、営業利益7億55百万円(前年同期△3億79百万円)、経常利益7億円(同△3億71百万円)、純利益5億32百万円(同△3億73百万円)と大幅増収増益で黒字転換となった。

 事業別の業績は、コンサルティング&ソリューション事業については、大型の基幹システム開発案件の進捗遅れ等により、受注損失引当金繰入額1億64百万円を計上し、減益だが、本システム開発は数年掛かりの大型案件であり、稼働開始後のシステム保守の受注も見込まれることから、工程全体での収益化を見込んでいる。同事業の売上高は6億10百万円(同0.7%増)、営業利益△2億19百万円(前年同期35百万円)であった。

 サービス事業は、当期に「Incredist Trinity Mini」の大型納品があったことにより、売上高30億68百万円(同1,442.0%増)、営業利益11億77百万円(前年同期△2億15百万円)と大幅増収増益で黒字転換。

 ECソリューション事業では、B2B向けECサイト構築パッケージ「EC-Rider B2B」の開発及び販売に注力した結果、売上高1億12百万円(同13.1%増)となったものの、利益面では外注費が嵩み、営業利益01百万円(同61.1%減)なった。

 全体では、サービス事業が好調で大幅増収増益であったが、通期予想については、11月1日に上方修正した数値を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高40億円(前期比181.3%増)、営業利益5億60百万円(前期比181.3%増)、営業利益5億60百万円(前期△4億08百万円)、経常利益5億円(同△4億03百万円)、純利益3億30百万円(同△4億08百万円)と大幅増収増益で黒字転換を見込む。

 既に、第3四半期で営業利益以下を大きく超えているので、第四半期間(1月~3月)の業績次第では、上方修正もありそうだ。

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