SREホールディングスは20年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 SREホールディングス<2980>(東マ)は不動産事業、ITプラットフォーム事業、AIソリューション事業を展開している。20年3月期は上方修正して大幅増収増益予想である。株価は急反発する場面があったが、買いが続かず安値圏で乱高下する形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■不動産・ITプラットフォーム・AIソリューションを展開

 19年12月東証マザーズに新規上場した。旧ソニー不動産で、ソニー<6758>およびZホールディングス<4689>を主要株主としている。

 事業区分として、不動産事業(不動産仲介サービスの不動産流通部門、IoT環境を備えたスマートホームサービスのアセットソリューション部門)、不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」のITプラットフォーム事業、ソニーグループのAIを活用したAIソリューション事業を展開している。

■20年3月期大幅増収増益予想

 20年3月期連結業績予想(2月14日に上方修正)は、売上高が19年3月期比41.7%増の41億03百万円、営業利益が62.6%増の6億93百万円、経常利益が51.5%増の6億59百万円、純利益が64.2%増の4億26百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が22億17百万円、営業利益が4億39百万円だった。AIソリューション事業とITプラットフォーム事業が計画以上に伸長し、不動産事業も取扱物件の平均単価アップが順調に進んでいる。通期も収益拡大を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は急反発する場面があったが、買いが続かず安値圏で乱高下する形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。2月18日の終値は2070円、時価総額は約313億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る