中外製薬が高値に迫る、指定難病「ハンチントン病」に初の疾患修飾薬
- 2020/2/19 10:27
- 材料でみる株価
■「RG6042」が希少疾病用医薬品に指定されたと発表
中外製薬<4519>(東1)は2月19日、反発基調となり、10時過ぎに1万2140円(405円高)まで上げて2月10日につけた上場来の高値1万2380円に迫っている。
17日付で、指定難病の遺伝性疾患「ハンチントン病」に対する初めての疾患修飾薬として「RG6042」が厚生労働省より希少疾病用医薬品に指定されたと発表。材料視されている。
発表リリースによると、ハンチントン病は指定難病であり、対症療法しかなく、新たな治療薬を必要とするアンメットメディカルニーズの高い遺伝性疾患。「RG6042」は、2015年5月に欧州で、同年12月に米国でハンチントン病の治療薬として希少疾病用医薬品の指定を受けており、18年には欧州医薬品庁(EMA)よりPRIME(PRIority MEdicines)指定を受けている。(HC)