BASEは反発の動き、20年12月期収益改善期待

株式市場 銘柄

 BASE<4477>(東マ)はネットショップ作成・運営支援サービスを展開している。20年12月期はレンジ予想で、上限は黒字化予想としている。収益改善を期待したい。株価は直近安値圏から反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、戻りを試す可能性もありそうだ。

■ネットショップ作成・運営支援サービスを展開

 19年10月東証マザーズに新規上場した。ネットショップ作成・運営支援サービスとして、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップを無料で作成できるECプラットフォーム「BASE」、オンライン決済サービス「PAY.JP」、ID型決済サービス「PAY ID」、および資金調達サービス「YELL BANK」を展開している。店舗売上連動の利用料が収益源である。

■20年12月期はレンジ予想で上限は黒字化

 20年12月期連結業績予想(レンジ予想)は、売上高が52億92百万円~55億46百万円、営業利益が3億91百万円の赤字~55百万円の黒字、経常利益が3億91百万円の赤字~55百万円の黒字、純利益が3億93百万円の赤字~15百万円の黒字としている。

 利益は幅のあるレンジ予想とした。そして上限は黒字予想である。プロモーション費用などの先行投資は、外部環境や競合状況を見極めつつ実行するとしている。収益改善を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は直近安値圏から反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、戻りを試す可能性もありそうだ。2月21日の終値は1697円、時価総額は約346億円である。

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