ALiNKインターネットは天気予報専門サイトを運営

株式市場 銘柄

 ALiNKインターネット<7077>(東マ)は、天気予報専門サイト「tenki.jp」運営を主力としている。20年2月期減益予想だが、第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期上振れ余地がありそうだ。株価は安値を更新したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■天気予報専門サイトを運営

 19年12月東証マザーズに新規上場した。天気予報・防災情報・季節情報を配信する天気予報専門メディアで、天気予報専門サイト「tenki.jp」運営(日本気象協会と共同運営)を主力としている。収入は運用型広告が9割以上を占める。

■20年2月期減益予想だが3Q累計が高進捗率

 20年2月期業績(非連結)予想は、売上高が19年2月期比横ばいの6億94百万円、営業利益が9.3%減の3億17百万円、経常利益が15.0%減の2億92百万円、純利益が20.9%減の1億83百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が5億94百万円、営業利益が3億10百万円だった。気象リスクへの関心の高まりでPV数が伸長した。そして通期予想に対する進捗率は売上高85.5%、営業利益97.7%と高水準である。通期は先行投資負担などで減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は安値を更新したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。2月27日の終値は2629円、時価総額は約55億円である。

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