【株式市場】日経平均は後場271円高まで上げ朝方の806円安から急回復し3日ぶりに反発

株式

◆日経平均は1万9867円12銭(168円36銭高)、TOPIXは1406.68ポイント(17.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は連日増加し25億7037万株

 3月10日(火)後場の東京株式市場は、昼休みの時間帯に通信社の報道としてトランプ大統領が大規模な経済対策を10日に会見、などと伝えられ、日経平均は前引け値より150円以上高い162円安で始まった。日本勢鉄<5401>(東1)三井住友FG<8316>(東1)も水準を上げて始まり、ほどなく前日比でプラス圏に浮上。日経平均も堅調転換し、時間とともに上げ幅を拡大。14時40分過ぎには271円59銭高(1万9970円35銭)まで上げた。2万円の大台は回復しなかったが3日ぶりに高く終わった。TOPIXやJPX日経400も3日ぶりに反発した。

 後場は、富士通<6702>(東1)も13時過ぎには県庁相場に転じ、資生堂<4911>(東1)は一段と強含んだ。ウェルス・マネジメント<3772>(東2)は昨今の世相がホテル開発に追い風とみられて後場ストップ高。オンコリスバイオ<4588>(東マ)アンジェス<4563>(東マ)は新型コロナウイルス特効薬関連として反発幅を拡大。イメージワン<2667>(JQS)は直近の下げが急で大台割れは売られすぎとされて急反発。

 10日新規上場のビザスク<4490>(東マ)は9時18分に公開価格1500円を13%近く%下回る1310円で初値が付き、前場1470円まで持ち直した。後場は売買交錯となり、大引けは1335円だった。

 東証1部の出来高概算は連日増加して25億7037万株(前引けは13億3034万株)、売買代金は3兆8120億円(同1兆9281億円)。1部上場2164銘柄のうち、値上がり銘柄数は1645(前引けは330)銘柄、値下がり銘柄数は477(同1806)銘柄。また、東証33業種別指数は30業種が上げ(前引けは全33業種が値下がり)、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、不動産、倉庫・運輸、鉄鋼、サービス、銀行、陸運、などとなった。(HC)

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