【株式市場】日経平均は後場底堅く大幅続落だが材料株売買は活発

株式

◆日経平均は1万8559円63銭(856円43銭安)、TOPIXは1327.88ポイント(57.24ポイント安)、出来高概算(東証1部)は25億8352万株

3月12日(木)後場の東京株式市場は、トランプ大統領の演説後に下げていた米夜間取引の株価指数先物が下げ渋ってきたとされ、日経平均は前引け値を30円ほど上回る987円安で始まった。NTTドコモ<9437>(東1)などは取引開始から値戻しが目立ち、日経平均は前場の安値(1076円79銭安の1万8339円27銭)を割らずに持ち直し、大幅続落だが底堅さを見せた。

後場は、クラボウ<3106>(東1)が一段高となり、13時半頃からストップ高。中国企業からの技術導入で新型コロナウイルスを15分ほどで目視検出できる検査キットを発売とされて活況。アイスタディ<2345>(東2)も未定だった配当予想の発表などが好感されて一段高となり14時半頃からストップ高。ウォンテッドリー<3991>(東マ)はオンライン面談できる会社訪問アプリが注目されて一段高となり大引けにストップ高。すららネット<3998>(東マ)は自宅学習できるeラーニング教材が注目されて高い。トレードワークス<3997>(JQS)は最近の株式・外為の値動き幅拡大により売買システム強靭化が見込めるとの見方あり大きく反発。

東証1部の出来高概算は25億8352万株(前引けは12億1870万株)、売買代金は3兆7853億円(同1兆7347億円)。1部上場2165銘柄のうち、値上がり銘柄数は38(同26)銘柄、値下がり銘柄数は2117(同2133)銘柄。また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)

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