【株式市場】SQ算出日にNYダウ急落が重なり日経平均は一時1869円安

株式

◆日経平均は1万7081円14銭(1478円49銭安)、TOPIXは1232.29ポイント(95.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して17億5277万株

 3月13日(金)前場の東京株式市場は、先物・オプション各3月物のSQ(特別清算値)算出日にNYダウの再び急落2353ドル安が重なり、日経平均は376円安で始まったあと一気に700円安となった。10時には1万7000円の大台も割り込み、その後1869円03銭安(1万6690円60銭)まで下落した。中で、資生堂<4911>(東1)は10時頃から持ち直すなど底堅さを取り戻す銘柄もあり、日経平均の前引けは1478円49銭安(1万7081円14銭)となった。

クラボウ<3106>(東1)が買い気配のままストップ高に貼りつき、新型コロナウイルスを15分ほどで目視検出できる検査キットを発売とされて2日連続S高。アイスタディ<2345>(東2)は未定だった配当予想の発表などが好感されて連日活況高。アンジェス<4563>(東マ)は阪大と進める新型コロナウイルス向けDNAワクチン開発にダイセル<4202>(東1)も協力することが注目されて続伸。

 13日新規上場となったリグア<7090>(東マ)は公開価格1950円。9時4分に1910円で初値がつき、1977円まで上げ、前引けは1835円。もう1銘柄
フォースタートアップス<7089>(東マ)は公開価格1770円。9時12分に1628円で初値がつき、その後1880円まで上げて公開価格を上回り、前引けは1744円となった。

 東証1部の出来高概算は増加して17億5277万株、売買代金は2兆4487億円。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は6銘柄、値下がり銘柄数は99.6%に達する2158銘柄となった。また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る