5月8日(金)のNYダウ267ドル高、4月央以来の水準、英国選挙と米雇用統計を好感、NN倍率急降下
- 2015/5/9 07:48
- 株式投資ニュース
5月8日(金)のNYダウは、イギリス選挙で保守党が勝利したことやアメリカの4月雇用統計がよかったことから景気に対する安心感から急続伸した。267ドル高の1万8191ドルと4月16日以来の1万8100ドル台に乗せた。
ドルは119円後半、原油は59ドル後半。
また、この日続伸したことで、2日連続安・2日連続高のパターンが続いている。直前2日間の下げ幅合計約229ドル安に対し今回の2日間上げ幅合計は約330ドルに達した。週明けは2日リズムが崩れ3日連続高の可能性が出てきたといえそうだ。
イギリス保守党のキャメロンが勝利したことで移民問題を背景にEUからの離脱問題が今後、注目されてくるだろう。
アメリカの4月雇用統計では、非農業部門の雇用者数は22.3万人増と3月の8.5万人増から大きく回復した。鉱業部門(シエールガス)は1.5万人減少したが、建設部門の4.5万人増加が目立った。
この雇用データをめぐって利上げ観測が強弱入り交じっているようだ。事前予想の23万人増前後を下回ったことから利上げは先に延びるとの見方と大きく回復したことから今年後半の利上げは確実との見方となっている。
NN倍率(日経平均÷NYダウ)は1.065倍と今年3月13日以来の水準に急低下、日経平均の上ザヤも1188ポイントと縮小した。