ヴィッツは底値圏、20年8月期大幅営業増益予想
- 2020/3/16 06:12
- 株式投資ニュース
ヴィッツ<4440>(東マ)は、自動車・産業製品向け制御ソフトウェア受託開発など組込システム事業を主力としている。20年8月期大幅営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪も影響して安値を更新する展開だが、IPO時の高値から4分の1水準で底値圏だろう。反発を期待したい。
■組込システム事業が主力
19年4月東証マザーズに新規上場した。自動車・産業製品向け制御ソフトウェア受託開発などの組込システム事業を主力として、自動車関連シミュレーションなどのシステムズエンジニアリング事業、電子機器装置安全性分析支援などの機能安全開発事業、その他事業も展開している。
■20年8月期大幅営業増益予想
20年8月期連結業績予想は、売上高が19年8月期比8.8%増の25億02百万円、営業利益が31.3%増の3億30百万円、経常利益が1.0%減の3億01百万円、純利益が16.0%減の1億93百万円としている。
役員退職用積立保険解約返戻金と役員退職慰労金戻入が剥落して経常利益と純利益は減益だが、需要が高水準に推移して増収・大幅営業増益予想である。第1四半期は前年同期比11.6%減収、11.5%営業減益だったが、通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は底値圏
株価(19年9月1日付で株式2分割)は、地合い悪も影響して安値を更新する展開だが、IPO時の高値から4分の1水準で底値圏だろう。反発を期待したい。3月13日の終値は900円、時価総額は約36億円である。