花王が何と8%高、4月から「プラスチックボトルレス化を加速しESG投資注目の期待
- 2020/3/18 13:53
- 材料でみる株価
■シャンプーとコンディショナーの「スマートホルダー」本格的に開始
花王<4452>(東1)は3月18日の後場、8%高を超える7868円(594円高)で始まり、「この銘柄にしてはスゴい値上がり率」(市場関係者)。2日続伸胃腸となって出直りを強めている。
4月11日から、シャンプーとコンディショナーのつめかえ用フィルム容器をセットするだけで、つめかえずに繰り返し使える「スマートホルダー」の店頭での販売を拡大し、本格的に開始する。3月17日付で発表し、国際分散投資を行うファンドが「ESG(環境・社会・ガバナンス)投資」の姿勢を強める中で注目されるのではといった期待が出ている。
これまでも、プラスチック包装容器の薄肉化、つめかえの促進、濃縮化、大容量化などを進めてきた。2019年4月にはESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を策定。同年9月には、プラスチック循環社会の実現に向けて「リデュースイノベーション」「リサイクルイノベーション」に注力していくことを発表。新しいフィルム容器活用の提案を通じた「プラスチックボトルレス化の加速」に取り組んでいる、とした。(HC)