西華産業は売り一巡、21年3月期収益拡大期待
- 2020/3/25 06:03
- 株式投資ニュース
西華産業<8061>(東1)は三菱系の総合機械商社である。20年3月期連結業績予想を3月13日に修正し、タイ連結子会社の固定資産減損損失計上で最終赤字予想となったが、21年3月期の収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で急落したが、売り一巡して反発を期待したい。
■三菱系の総合機械商社
三菱系の総合機械商社である。三菱重工業<7011>と親密な関係にあり、発電プラント関連を主力として、電力、化学・エネルギー、産業機械、素材・計測などの分野にグローバル展開している。
■20年3月期最終赤字予想、21年3月期収益拡大期待
20年3月期の連結業績予想(3月13日に営業利益と経常利益を上方修正、売上高と純利益を下方修正)は、売上高が19年3月期比17.3%減の1300億円、営業利益が22.8%増の26億円、経常利益が19.9%増の29億円、純利益が16億円の赤字(19年3月期は15億87百万円の黒字)としている。
採算性向上で営業利益と経常利益を上方修正したが、一部大口案件の受け渡しが次期に期ズレとなり、タイ連結子会社の業績不振に伴う固定資産減損損失計上で最終赤字予想となった。21年3月期の収益拡大を期待したい。
■株価は売り一巡
株価は地合い悪化で急落したが、売り一巡して反発を期待したい。3月24日の終値は959円、時価総額は約123億円である。