エヌ・シー・エヌは売り一巡、21年3月期収益拡大期待
- 2020/3/25 06:00
- 株式投資ニュース
エヌ・シー・エヌ<7057>(JQ)は、独自開発の木造建築システム「SE構法」を提供している。20年3月期は減益予想だが、21年3月期の収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で上場来安値を更新したが、売り一巡して出直りを期待したい。
■木造建築システム「SE構法」を提供
19年3月JASDAQに新規上場した。独自開発の耐震性の高い木造建築システム「SE構法」を、工務店中心の登録施工店ネットワークを通じて提供している。子会社MAKE HOUSEは住宅業界向けBIMソリューションを開発している。木造住宅向けの構造計算料や建築部材販売が収益柱である。
■21年3月期収益拡大期待
20年3月期連結業績予想(2月13日に下方修正)は、売上高が19年3月期比1.2%増の65億93百万円、営業利益が20.0%減の2億09百万円、経常利益が21.2%減の2億49百万円、純利益が25.3%減の1億81百万円としている。住宅分野における消費増税の影響が想定以上となり、販管費も想定以上に増加する見込みだ。21年3月期の収益拡大を期待したい。
■株価は売り一巡
株価は地合い悪化で上場来安値を更新したが、売り一巡して出直りを期待したい。3月24日の終値は669円、時価総額は約21億円である。