【株式市場】「首都」の新型コロナ感染が警戒され日経平均は一時903円安と急反落

株式

◆日経平均は1万8803円29銭(743円34銭安)、TOPIXは1392.77ポイント(31.85ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億6572万株

 3月26日(木)前場の東京株式市場は、小池東京都知事の緊急会見を受けて「首都・東京」の新型コロナウイルス感染への警戒感が高まり、日経平均は311円安で始まった後も下げ幅を拡大。10時15分にかけて903円35銭安(1万8643円13銭)まで反落幅を広げた。前引けも743円34銭安(1万8803円29銭)だった。

 都知事会見を受け中小企業の資金繰り懸念が想起され、イー・ギャランティ<8771>(東1)が活況高となり年初来の高値を更新。マスクいぜん不足との一部報道もあり、ダイトウボウ<3202>(東1)新内外綿<3125>(東2)川本産業<3604>(東2)などの関連株が久々に値動きを強めてストップ高。消毒薬原料のスガイ化学工業<4120>(東2)、化学防護服のアゼアス<3161>(東2)などもストップ高。フクダ電子<6960>(JQS)も人工呼吸器が言われて高い。

 東証1部の出来高概算は8億6572万株、売買代金は1兆3803億円。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は540銘柄、値下がり銘柄数は1586銘柄。また、東証33業種別指数は2業種が値上がりし、パルプ・紙、水産・農林、が高い。(HC)

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