JFEシステムズは自社開発SAPユーザ向け経営分析テンプレート「KPIMart(R)」の最新版を2020年3月から販売開始

◇ROIC経営管理に対応した「KPIMart(R) ROIC Model」

JFEシステムズ<4832>(東2)は、自社開発SAPユーザ向け経営分析テンプレート「KPIMart(R)(ケイピーアイマート)」の最新版として、ROIC(Return On Invested Capital:投下資本利益率)経営管理に対応した「KPIMart(R) ROIC Model」を2020年3月から販売開始した。

 KPIMart(R)は、BI(Business Intelligence)ツールであるSAP(R)BusinessObjectstmをベースとしてSAP(R) ERPのデータ構造を前提に定義した経営分析向けテンプレートとして2009年に販売開始し、累計120社以上の企業が導入している製品。今回、2018年6月施行の「改訂コーポレートガバナンス・コード」をきっかけに新しい経営管理手法として注目されるROIC経営を実現するKPIMart(R) ROIC Modelを開発・販売開始した。

 従来、ERPや経営分析ツールは、B/S(貸借対照表)データをセグメント別に保存管理しておらず、B/Sのデータ分析メッシュはセグメント別・アクション別ではなく全社指標に留まっていた。一方、KPIMart(R) ROIC Modelは、B/Sに対するセグメント別・アクション別分析が容易に展開可能。

 具体的には、SAP S/4HANA(R)のB/SデータをSAP HANA(R)のインメモリ上で品目グループ別に高速に分割し、バリュードライバー分析でROICのボトルネックを深掘り分析する。

 これにより、P/L(損益計算書)中心の管理会計から、P/L及びB/Sを俯瞰したS&OP(Sales & Operations Planning)視点での事業ポートフォリオ管理を実現し、経営・販売・製造間の共通言語として、さらにはエンゲージメントとしての効果も発揮する。

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