フィードフォースは底値圏、20年5月期は新規連結が寄与
- 2020/3/31 05:50
- 株式投資ニュース
フィードフォース<7068>(東マ)はデータフィードを活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。20年5月期は個別業績予想を下方修正したが、連結ベース(第3四半期から連結決算に移行)では新規連結が寄与する。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で安値を更新したが、ほぼ底値圏だろう。
■企業のデジタルマーケティング支援を展開
19年7月東証マザーズに新規上場した。データフィード(インターネット上で、送信元の広告主等から商品データなどの更新を、受信先である広告媒体等へ定期的に送信する仕組み)を活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。20年1月にはインターネット広告運用代行事業のアナグラムを子会社化した。
事業区分は、データフィード構築や広告配信受託などデータフィードマネジメントのアウトソーシングサービスを提供するプロフェッショナルサービス事業、およびデータフィード統合管理ツールや自動広告出稿ツールを提供するSaaS事業としている。
■20年5月期は新規連結が寄与
20年5月期連結業績予想(第3四半期から連結決算に移行)は、売上高が14億70百万円、営業利益が4億20百万円、経常利益が3億50百万円、純利益が1億30百万円としている。第3四半期累計は売上高が9億18百万円、営業利益が2億47百万円だった。
通期は、各サービスの進捗状況やアナグラムの株式取得関連費用を勘案して個別業績予想を下方修正したが、連結ベースではアナグラムの新規連結が寄与する。収益拡大を期待したい。
■株価は底値圏
株価は地合い悪化で上場来安値を更新したが、ほぼ底値圏だろう。3月30日の終値は1500円、時価総額は約84億円である。