イワキが急伸、人工呼吸器関連用品や殺菌消毒剤など注目され後場13%高

■鳥居薬品の工場譲受にともない新型コロナ特効薬への思惑も

イワキ<8095>(東1)は4月2日の後場、13%高に迫る463円(52円高)で始まり、一段高となっている。医薬品原料・医薬品の大手で、外皮用殺菌消毒剤を製造するほか、人工呼吸器のシミュレーターやテスト用肺を手掛けること、などが注目されている。

 新型コロナウイルス関連株の中では「まだ大きく上げていない」(市場関係者)との声もあり、出遅れ感が強いようだ。

 3月中旬には、連結子会社・岩城製薬が鳥居薬品<4551>(東1)の佐倉工場(千葉県)を譲受すると発表した。市場関係者の間では、同工場では膵炎治療薬「フサン」も製造するとされ、3月下旬に首相が新型コロナウイルス特効薬の候補として言及した数品目の有力候補薬の中に、富士フイルムHD<4901>(東1)の「アビガン」などとともに列挙されたことと関連づけて期待を強める動きがあるようだ。(HC.)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る