ピックルスコーポレーションの20年2月期は好調に推移し、最高益更新で着地

■配当については2円増配の30円

 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)の20年2月期は好調に推移し、最高益更新で着地した。

 20年2月期は、ピックルスコーポレーション西日本の佐賀工場の稼働が本格化したことや、宮城ファクトリーへの設備投資などを実施し、全国ネットワークの強化を進めている。この様に北海道から九州にかけて全国ネットワークを活用し、新規得意先の開拓や既存得意先への拡販を推進している。

 その結果、20年2月期連結業績は、売上高414億17百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益18億71百万円(同32.8%増)、経常利益19億73百万円(同26.4%増)、純利益12億90百万円(同40.2%増)となった。

 好業績であったことから、配当については2円増配の30円となった。

■現時点における新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は軽微

 今期21年2月期については、「ご飯がススム キムチ」を中心とした キムチや、主力となる浅漬、惣菜を積極的に提案することにより、新規得意先の開拓や既存得意先の深耕を図る。また、「ピーネ」と「八幡屋」の2つのサイトを展開しているEC事業にも注力する。

 その結果、21年2月期連結業績予想は、売上高430億円(前期比3.8%増)、営業利益19億05百万円(同1.8%増)、経常利益20億28百万円(同2.8%増)、純利益13億32百万円(同3.3%増)と今期も最高益更新を見込んでいる。

 なお、新型コロナウイルス感染の影響に関しては、現時点で今後の動向を見通すことは困難であるため、業績予想においてはこれによる影響を見込んでいない。また、現時点における新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は、軽微としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る