【株式市場】円安や米国での半導体株高など受け日経平均は一時602円高のあとも値を保つ

株式

◆日経平均は1万9782円35銭(492円15銭高)、TOPIXは1440.25ポイント(18.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億9490万株

 4月17日(金)前場の東京株式市場は、「緊急事態宣言」の全国拡大による影響が注視された一方、それは16日の下げによりひとまず織り込んだとの見方もあり、円安も好感。日経平均は先物主導で286円高で始まった。米国で半導体株が高かったとされ、東京エレクトロン<8035>(東1)信越化学<4063>(東1)などが上げ、日経平均は9時40分にかけて602円76銭高(1万9892円96銭)まで上昇。前引けも492円15銭高(1万9782円35銭)と上げ幅を保った。

リケンテクノス<4220>(東1)が急伸し、コンビニなどのレジカウンターで普及しているウイルス飛散防止の透明シートが注目されてストップ高。PLANT<7646>(東1)は総菜のテイクアウトなど積極的で「緊急事態宣言」の全国拡大や3月の既存店売上高と客単価の5ヵ月ぶり増加などが言われてストップ高。スガイ化学<4120>(東2)はアルコール製消毒液の品不足を食器洗剤で代替する動きに乗るとされて連日ストップ高。Delta-Fly Pharma<4598>(東マ)は米国での経済活動再開の動きを受け臨床試験が進むとの期待が言われストップ高。エヌアイデイ<2349>(JQS)は慈恵大学皮膚科外来と画像診断AIアプリの実証を実施中でオンライン診療株とされ一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億9490万株、売買代金は1兆2883億円。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1072銘柄、値下がり銘柄数は1006銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、鉄鋼、輸送用機器、海運、非鉄金属、電気機器、ゴム製品、、精密機器、サービス、機械、などが高い。(HC)

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