アステリアは「バーチャル株主総会」が注目され連日ストップ高

■議決権行使はブロックチェーンでセキュリティ担保、ブイキューブとともに展開

アステリア<3853>(東1)は4月17日の前場、買い気配のままストップ高の540円(80円高)に貼りつき、値段がつかないまま2日連続ストップ高となった。

 4月15日付で、株主総会のライブ配信とブロックチェーンによる議決権行使などを行う「バーチャル株主総会」(インターネットから参加できる株主総会)の支援をブイキューブ<3681>(東1)とともに行うと発表。新型コロナウイルスの流行により大規模なイベント・集会などの自粛が求められる中、連日急伸相場となった。ブイキューブは上げ一服模様。

 発表リリースによると、バーチャル株主総会では「報告聴講」「質問」「議決権行使」などをワンストップで実現する。

 ブイキューブでは、2020年2月から株主総会のライブ配信を実現するために、ライブ配信システムの提供だけではなく、配信スタッフの派遣から機材の手配、実際の配信サポートまで行う「SCP」を提供していたが、議決権行使について、セキュリティの担保をどうするかが課題だった。一方、アステリアでは「ブロックチェーン議決権行使」を2019年から株主総会で本番適用し、セキュリティと透明性の高いオンライン議決権行使が可能となるソリューション提供していた。(HC)

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