ファナックが急伸、自社株買いの未取得分を特別配当として還元し自己株消却も実施

■株主還元への意識が高いとして好感される

ファナック<6954>(東1)は4月27日、飛び出すように急伸して始まり、取引開始後に14%高の1万6490円(1635円高)をつけて3月12日以来の1万6000円台に進んだ。

 24日の取引終了後、2020年3月期の決算と特別配当、自己株式の消却などを発表し、好感買いが殺到している。

 特別配当は1株につき70円86銭。4月24日まで実施してきた自己株式の取得(自社株買い)が取得価額総額の上限に至らなかったため、未取得分を主な原資として実施し、普通配当103円79銭と合わせ、2020年3月期末の配当を174円65銭(前期実績は125円35銭)とする。株主還元への意識が高いとして好感されている。

 また、自己株式の消却は、普通株式2,109,744(消却前の発行済株式総数の約1.03%)、消却予定日は2020年5月29日。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  4. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  5. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  6. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る