【株式市場】日経平均は後場次第に持ち直し小反落、TOPIXは小高くなり2日続伸

株式

◆日経平均は1万9771円19銭(12円03銭安)、TOPIXは1449.15ポイント(1.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3355万株

 4月28日(火曜)後場の東京株式市場は、米国での自粛解除・経済活動再開の動きを受けてブリヂストン<5108>(東1)がジリ高傾向を続け、ソニー<6758>(東1)は13時頃にこの日の高値に進んだ。日経平均は64円安で始まり、いつの間にか下げ幅を縮める印象で次第に回復し、大引けは小反落にとどまった。TOPIXは小高くなり2日続伸。

 後場は、ワイエイシイHD<6298>(東1)が14時頃から一段高となり、新型コロナウイルス肺炎の重症者に腎不全が多いとされ人工透析装置が脚光。ワタベウェディング<4696>(東1)は東京都の新規感染者数の減少を受け、武漢では都市封鎖解除後に挙式が増えたとされて一段高の場面。JFEシステムズ<4832>(東2)は前週の決算発表後に値動きが活発化しているとされて一段高。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>(東マ)は阪大とアンジェス<4563>(東マ)のワクチン開発への参画が伝えられ大引けまで買い気配のままストップ高。3Dマトリックス)<7777>(JQG)は新型コロナウィルス抗体の国内向け検査キット開発着手が注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億3355万株(前引けは5億5491万株)、売買代金は2兆1141億円(同9269億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1330(前引けは702)銘柄、値下がり銘柄数は757(同1373銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、空運、サービス、電気機器、精密機器、証券・商品先物、その他金融、情報・通信、機械、金属製品、などとなった。(HC)

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